新EU入国・出国システム(EES)が始動:旅行者向けの重要情報
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EUの入国・出国システム(EES)が2023年4月10日より完全に運用開始。シェンゲン国を訪れる非EU旅行者に影響を与え、システム導入に伴い空港での大幅な遅延が予想され、バイオメトリックデータ収集に関する具体的な要件が設けられています。
EESの概要
2023年4月10日より、EUの入国・出国システム(EES)が29の欧州諸国で完全に運用開始されました。この新システムは、従来のパスポートスタンプをデジタル記録に置き換え、国境の安全性と移民プロセスを強化します。
対象者
EESは、シェンゲン国を90日以内の短期滞在で訪れる非EUおよび非シェンゲン国の市民に適用されます。これには以下が含まれます:
- 英国市民
- 観光またはビジネスのためのビザ免除旅行者
- EU内に居住許可を持たない不動産所有者
免除対象
以下のグループはEESから免除されます:
- EUおよびシェンゲン国の市民
- EU諸国の長期ビザまたは居住許可を持つ者
- 居住カードを持つEU国籍者の家族
- 有効な地域国境交通許可証を持つ地元住民
- 国際旅行を行う列車および航空機の乗員
- アンドラ、サンマリノ、バチカン市国、モナコの国民
遅延の予想
旅行者は新しいEESプロセスにより空港での大幅な遅延を予想する必要があります。報告によると、ピーク時には待機時間が最大2時間に達する可能性があります。混雑を緩和するため、旅行者には通常より1.5~2時間早く空港に到着することが推奨されています。
バイオメトリックデータの要件
EESにおいてバイオメトリックパスポートは必須ではありませんが、セルフサービスキオスクでの処理を迅速化します。通常のパスポート保持者は有人ブースで登録する必要があります。写真や指紋を含むバイオメトリックデータは、今後のチェックを迅速化するために3年間保存されます。12歳未満の子供は指紋採取から免除されますが、写真撮影が必要です。
事前登録オプション
旅行者は、公式の「Travel to Europe」モバイルアプリを利用して、到着の72時間前までにバイオメトリックデータを事前登録できます。このアプリはポルトガルやスウェーデンなどの特定の国で利用可能です。Google PlayまたはApple App Storeからダウンロードでき、ユーザーは入国に関する質問票を記入し、本人確認のためのセルフィーを撮影する必要があります。なお、これは国境管理のインタビューに代わるものではありません。
EESに関する詳細は、欧州委員会の公式ウェブサイトをご覧ください。
